【ラジオ業界ニュース】2016年日本の広告費から見たラジオ業界
6月に入って何をいまさら。ですが、電通が毎年2月頃に発表している「日本の広告費」。総広告費は、6兆2880億円で前年比101.9％でした。その中でも圧倒的な成長を維持しているのが言わずもがなインターネット広告費。前年比113％で1兆3100億円の市場規模です。
では一方で、ラジオ広告費は。1285億円という市場規模で、インターネット広告費からみると非常に大きい市場感ですが、前年比102.5％で成長しています。
この要因としてはやはり、radikoの普及やネット・スマホとの相性の良さといった点が考えられます。また、映像がない分、密室性や匿名性もあって、DJやパーソナリティーとの「共犯関係」ともいえるような独自の関係性を構築できるのも、ラジオならではのメディア特性でしょう。そんなラジオに対してより市場価値が高まっていくのでは、と考えます。
先日掲載したTBSラジオ社長のコメントにもありましたが、ラジオの将来の鍵はネット・スマホとの連動性にあると思います。そういった観点からもラジオ業界をウォッチしていきたいと思います。
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電通のオウンドメディア「電通報」にも、ラジオに関する興味深い記事がありました。
情報がさまざまな方法で伝わるようになった今、ラジオの特長である「パーソナリティーとリスナーとの関係性の濃さ」が、再び注目され始めている。
まさにそうだと思います。興味ある方はぜひ一読ください。
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